【感想・まとめ】血と灰の女王
血と灰の女王
Amazonに投稿したレビューをこちらでも記載します。
この作品は本当に好きで、自分のレビューが第一巻のAmazonレビューの第一番でした。それだけに、すごく思い入れがあります。
1巻だけでなく、他の巻でも一番初めにレビューをかけるようにしています。
1巻
2017年5月13日
バコ ハジメ先生の作品は前作ドリー・マーから注目していました。
週刊少年サンデーからWeb漫画裏サンデーに移行されたのですね。
紙面ではどうしても制約や打ち切りのリスクが発生するので、Webにてじっくりと腰をすえて連載してくれるのは個人的にうれしいです。
さて、本作は不思議な作品です。
一般市民の虐殺シーンや凄惨なアクションシーンばかりなのに、心に強く残るのは主人公たちの優しさに満ち溢れた言葉です。
グロシーンがメインの漫画だと思いきや、実はそれらは温かいシーンの魅力を引き出すスパイスだったというわけです。
絵面はグロいのに、仕上がりはすごくキレイ、という変なことになっています。
主人公は今どき珍しいぐらいまっすぐでキレイな心を持つただの高校生です。
デスゲーム漫画にありがちな、すかした感じやひねくれ者、やれやれ系、のような感じはなく、
またバトル漫画にありがちな、血統や才能に恵まれた主人公、ということもありません。
ただ一方でこの主人公は、人の内面をよく観察している、という物語上大きな意味を持つ特徴を持っています。1話から最新話まで、この人物像は決してぶれていません。
命をかけた戦いを目の前にした主人公がどれだけの人の優しさを見つけられるのか、というのがこの大きな作品の魅力となります。
とにかく作者の人間への素朴な愛に満ち溢れている漫画です。
絵は非常に丁寧です。描きたいものをしっかりと描ききることができるだけの画力がある作者だと思います。
作中たびたび挟まれる夜空の美しさには先生のセンスの良さが感じられます。
残念な点をひとつあげるとすれば、それは、おそらくこの作品にとって重要な話となる12話が掲載されていないことです。
ここまで読まないとこの作品の魅力がなんなのか分からない人が多く出ると思います。
ただ幸いにも1巻の続きはWebやアプリでいつでも気軽にすべて読めるので、この漫画に少しでも魅力を感じた人は是非とも続きを読んでほしいと思います。
ちなみにヴァンパイア漫画ということですが、ヴァンパイア要素は今のところほとんどなく、どちらかというと怪人漫画っていう感じです。
週刊少年サンデーからWeb漫画裏サンデーに移行されたのですね。
紙面ではどうしても制約や打ち切りのリスクが発生するので、Webにてじっくりと腰をすえて連載してくれるのは個人的にうれしいです。
さて、本作は不思議な作品です。
一般市民の虐殺シーンや凄惨なアクションシーンばかりなのに、心に強く残るのは主人公たちの優しさに満ち溢れた言葉です。
グロシーンがメインの漫画だと思いきや、実はそれらは温かいシーンの魅力を引き出すスパイスだったというわけです。
絵面はグロいのに、仕上がりはすごくキレイ、という変なことになっています。
主人公は今どき珍しいぐらいまっすぐでキレイな心を持つただの高校生です。
デスゲーム漫画にありがちな、すかした感じやひねくれ者、やれやれ系、のような感じはなく、
またバトル漫画にありがちな、血統や才能に恵まれた主人公、ということもありません。
ただ一方でこの主人公は、人の内面をよく観察している、という物語上大きな意味を持つ特徴を持っています。1話から最新話まで、この人物像は決してぶれていません。
命をかけた戦いを目の前にした主人公がどれだけの人の優しさを見つけられるのか、というのがこの大きな作品の魅力となります。
とにかく作者の人間への素朴な愛に満ち溢れている漫画です。
絵は非常に丁寧です。描きたいものをしっかりと描ききることができるだけの画力がある作者だと思います。
作中たびたび挟まれる夜空の美しさには先生のセンスの良さが感じられます。
残念な点をひとつあげるとすれば、それは、おそらくこの作品にとって重要な話となる12話が掲載されていないことです。
ここまで読まないとこの作品の魅力がなんなのか分からない人が多く出ると思います。
ただ幸いにも1巻の続きはWebやアプリでいつでも気軽にすべて読めるので、この漫画に少しでも魅力を感じた人は是非とも続きを読んでほしいと思います。
ちなみにヴァンパイア漫画ということですが、ヴァンパイア要素は今のところほとんどなく、どちらかというと怪人漫画っていう感じです。
2巻